
◆ どこから迎えるか
新しい家族を迎える方法は、ペットショップだけではありません。
今、日本や世界で広がりつつある「保護犬・保護猫」を迎えるという選択肢も、ぜひ知ってください。
◆ かわいい子犬や子猫が、あなたの目の前に来るまで?
ペットショップのショーケースにいる、無邪気でかわいい子犬や子猫。
その子たちを見て「愛おしい」「一緒に暮らしたい」と感じる気持ちは、とても素敵で自然なことです。
ですが、その子があなたと出会うまでに「どんな場所で育ち、どんな道のりをたどってきたのか」、その背景に少しだけ目を向けてみませんか?
◆ 「生体販売」という仕組みとリスク
ペットショップで売られる犬や猫の多くは、繁殖業者(ブリーダー)で生まれ、オークション(競売)などの流通過程を経て、店頭へやってきます。
このように、命を商品として流通させる「生体販売」の仕組みの中では、どれほど動物福祉に配慮したペットショップであったとしても、その構造上、利益や効率が優先され、動物たちが大きな負担を抱えてしまうリスクがあります。
例えば・・・
〇 親犬・親猫の過酷な環境・・・利益や効率が優先される現場では、母犬や母猫は、狭く不衛生なケージの中で何度も出産を強いられるケースが少なくありません。
〇 移動による強いストレス・・・オークションでモノのように競りにかけられた幼い子犬・子猫は、ダンボール等の狭い箱に入れられ長距離移動をさせられます。このことは、精神的・身体的に非常に大きな負担となり、移動の途中で命を落としてしまう子も少なくありません。
〇 心の発育への悪影響・・・社会性を育む大切な時期に親兄弟と引き離されて販売されるため、成長後に噛み癖や無駄吠えなどの問題行動が出やすくなります。
〇 遺伝性疾患・・・人気の純血種には、品種特有の先天性・遺伝性の疾患があります。(チワワの水頭症、ミニチュア・ダックスフンドの椎間板ヘルニア、パグなど短頭種の呼吸器疾患、スコティッシュフォールドの骨軟骨形成不全など)